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2016.05.17 カメラマン向けコラム

【RAW(ロウ)】データとは…。

RAW(ロウ)データ + 現像 = 写真作品

巷で噂のRAW(ロウ)とは…。

RAW(ロウ)データとは、「生」または「未加工」に近い状態で保存された、デジタル一眼カメラやコンパクトデジタルカメラの写真ファイル形式の一種で、カメラ側で色やコントラストを半自動調整し作品が完成するJEPGとは大きく異なります。(いわゆる「撮って出し」というやつです。)

このRAW(ロウ)データをJPEGに変換する作業(作品を完成させる)をフィルム時代の暗室現像に準えて「RAW(ロウ)現像」と呼び、デジタル写真の醍醐味のひとつといえます。

RAW(ロウ)データのメリット

RAW(ロウ)データで撮影するメリットはいくつかあり、後述する
「ホワイトバランスの後調整」「色補正」「明暗部の調整」などが専用ソフトで視覚的に調整できる点にあります。

RAW(ロウ)現像の専用ソフト

ほとんどの方がまず一番に名前を挙げるであろう代表格は「Adobe Lightroom」です。

Adobe Lightroom

写真の管理から現像までひとつのインターフェイスで行う事ができ、テザー撮影までカバー。
購入は月額制とパッケージ版の両方があります。

Lightroom以外でポピュラーな物であれば各カメラメーカーの純正品。(カメラを買うと同封されているCDですね。)

Adobe Photoshop Lightroom CC

Canonであれば「Digital Photo Professional
ソフトは別になってしまいますが画像閲覧から現像、またリモートでの撮影なども出来るようになっています。

JPEGとRAWデータの違い

軽くて汎用的なJPEG

カメラ内で、色味・明るさ・コントラストなどの調整を行い生成されたデータがJPEGです。
圧縮データであるため容量が軽く、メモリーカードやハードディスクを圧迫しないことがメリットです。
その反面、一度圧縮してしまっているので補正を加えていくと画質が劣化するデメリットがあります。

後での補正に適したRAW

撮影時の情報を、カメラ内で調整していない生データがRAW(ロウ)です。
撮影の仕方にもよりますが、明暗部を復元したり露出やホワイトバランスなど細かく後から補正しても劣化が少ないのがメリットです。
これを応用して自分のイメージ通りの作品に仕上げる事がRAW(ロウ)データでの撮影の最大の醍醐味です。
しかし、非圧縮であるため容量が大きく、上述した専用のソフトも必要になる点がデメリットです。

表現の幅が広がるRAW現像

ホワイトバランスの後調整

RAW(ロウ)で撮影する場合は、現像の際にホワイトバランスを自由に変更することが出来るので撮影時には「WBオート」にしておきましょう。
もし意図しない設定にしてしまっていた場合でも現像の際に変更することができます。

細かいカラーチャンネルでの色補正

Lightroomを例に挙げると色補正は基本となる「ホワイトバランス」と「色かぶり」以外にも細かい色補正パネルがあり、
各カラーチャンネルの「色相/彩度/輝度」で自分独自の色味を作り出す事が出来ます。

カラーチャンネルでの色補正

明暗部の復元

以下の写真の様な場合、通常JPEGであれば右側の写真の様になってしまいますが、RAW(ロウ)データの場合は暗部を復元する事が可能です。
(※撮影の時に完全に黒つぶれしてしまっている場合は再現できない事もあります。)

参考イメージ1参考イメージ2

暗部の復元と同様に、明るくなりすぎてしまっている箇所を少し暗くしたりが可能です。

デメリット

ここまでくれば、もはやRAW(ロウ)で撮るしかないでしょ!と思ってしまいますね。
しかしデメリットと呼ぶに値するかどうかは不明ですが、RAW(ロウ)データを扱う点でいくつか注意点があります。

大容量のデータ保管とバックアップ

上にも書きましたが、やはりRAW(ロウ)データの容量はかなり大きく、平気で3TBくらいのHDDが一杯になったりします。
またデジタルデータなので外付けHDDのバックアップ用としてもうひとつ大容量のHDDが必要になったりもします。
慣れればなんて事はないですが、やはり荷物は重いと捉えるのがベターでしょう。

メモリーカードの選び直し

PCのHDDと同様にカメラのメモリーカードの容量も大きくする必要があります。
また撮影方法にもよりますが、特に連続してシャッターを切る場合はメモリーカードの書き込み速度が速くなければすぐに「書き込み中」となって一時的にカメラが止まってしまいます。
こうなるとせっかく撮りたかった被写体などを逃してしまう原因になるので自分のスタイルに応じてその辺りも注意しましょう。
ちなみに筆者は「SanDick Extream Pro 160 MB/s」のCFカードを使用しています。

自分に合ったスタイルで

ここまでRAW(ロウ)の説明を書いてきましたが、本当にざっくり言えば「レタッチ」を自分でするか/しないか。とレタッチの耐性があるかどうかです。

ただ重要な注意点として後で明るさを変えたり、色補正ができるからと言って保険的に暗く、または明るく撮ったりするスタイルを続けるといつまでたっても自分の思う良い写真にはたどり着く事は出来ません。(正確には自分のスタイルを見失う事につながります。)
RAW(ロウ)現像はあくまで撮影時のインスピレーションをもとに後で少しだけ味付けする程度と考えるのが最もベターではないかと思います。

まだRAW(ロウ)で撮影した事ない!という方は一度どんなものかチャレンジしてみて、実際にJPEGとの違いを味わってみてはいかがでしょうか。

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